| ♪ビロモウ賛歌 |
地味な植物モウズイカの仲間にありながら、近年、割とポピュラーになりつつあるのが、ビロウドモウズイカ Verbascum thapsus である。その独特な風貌は不思議と人々の心を掴むところがあるように聞く。
かく言う私も学生時代、山形で初めて見た時は、ロケットのような「とう」を立て始めたばかりの姿だったが、「おお。(^^;ナンテ高貴な草なんだろう!こいつは将来、とてつもなく立派な花を咲かせるに相違ない。」と言うような幻想を抱いてしまった。そのくせ、いざ花が咲く、と言うよりも、正確には(^^;花が咲いてたことに気付くと、「なんじゃ。こりゃ。(-_-;)」なのだが・・・。だからと言って、この草を道端で見かけても決してないがしろにはしないで欲しい(例えば、陽○君のように踏んだり蹴ったり、或いは小便を引っ掛けたりなんて(`o´)言語道断!)。
ITをよく見もせず、勝手に過剰な期待を抱いてしまう己の心の未熟さを思い知るには、この草は格好の素材である。とは言っても、その姿、やはり何か気になる。道端で会っても、つい声を掛けてしまうのは私だけだろうか。
ジャンゴであれ、アーバンであれ、秋田では道路端でよくビロモウを見かける。車を降りて「ヤア!」と声を掛けてあげたいのだが、信号が変わり、車が動き出すとそうも言ってられない。ビロモウはあっという間に私の視野から去って行く。
ビロモウあれこれ
JR秋田駅を始め、停車場の砂利の上にも多い。よくこんなガラガラ乾燥したところで生きていられるもんだと感心するが、いざ花壇に持ってくるとふやけて溶けてしまう。多少、暑くても寒くても構わないが、水気の多いところは苦手なようだ。
↑↑↓↓ 全てビロードモウズイカなり。
1999/07/07 酒田市北部海岸にて。
砂止めした砂丘上に群生。丈は2m前後。
その林立する姿(ビロモウ林)はゴシック建築を
連想させるものがあった。
翌年、訪ねたらほとんど消えていた。
2002/06/23 秋田市御所○地区で見つけた
ビロウドモウズイカ。
意図的に植えられたのか、勝手に芽生えたのか不明。
いずれにしろ、ここでは門前植物として機能している。
ここは自宅庭。
FlowerShop花徳由来のビロモウなり。2002/06/02鉢植えながらも、1mくらいになり、ちゃんと開花した。
2002/07/07
2001年の春、旧友ヤチさんがひょっこり私を訪ねてきた。折角なので、▲そば屋で一緒に○文字ラーメン(大盛り)を食しながら、互いの健康を祝ったが、別れ際、彼氏は小さなポット苗を私に差し出した。それは・・・・ナナント!例の有名な「ド・モウズイカ」の子孫(小苗)なのであった(ド・モウズイカの御姿はこちら)。私自身、モウズイカを名乗りながらも、それまでビロモウをまともに咲かせたことがなかった(三回くらい植えたのだが・・・)。一瞬、(^^;私の気持が怯んだことは言うまでも無い。しかしヤチさんの手前、そんな弱音はおくびにも出せなかった。
モコ様輿入れ
過去の失敗もあったので、「ド」の子孫は手厚く(?)家の東側、軒下のカラカラ乾燥した場所に植え込まれた。さいわい「ド」子孫はすくすく育ち、来年は「とう」を上げるものと確信したが、その年の秋、とんでもないことが起こった。外にある灯油タンクから家の中にパイプを引く工事中、邪魔だと言って掘り上げられてしまったのである。しかし、ただちに埋め戻したので、大事には至らず、翌2002年の春には下写真のように「とう」を立ち上げられた。
2002/05/05 自宅にて。葉や茎、花芽はやけに白い感じがする。 2002/05/19
ジャジャーン♪
ロイヤル・モコ様の肖像2002/06/08 モコ様分枝状況。 2002/06/02 モコ様のアップ。 モコ様全御姿。高さは1mちょっと。
2002/06/08
花穂の茎の毛が特に白く密であり、モコモコした印象があったので、このド・モウズイカには「モコさま」と言う称号(?)が与えられた。最初に咲いた花は直径が4センチ近くもあり、これはその辺のごろつきビロモウとは明らかに違う。どうも園芸改良品種のような気がするのだが・・・。
まあ(^^;)何はともあれ、我が家でもビロモウが咲いたことは実に目出度い。これを機に私も益々精進せねば・・・。
ビロモウ・リンク集
ビロモウに限らず、モウズイカを紹介した頁をお持ちの方、或いはそう言う頁をご存知の方は是非お知らせ下さい。◆いなばやさんの
「5月の蚊園」の下の方、お笑い園芸道場。「ド」の紙看板付き。同じく「6月の花園」。こちらはモコモコした感じがモコ様にそっくり。
◆旧友ベルゲニアさんの名作「葉っぱのススメ」の下の方。
◆皆さんよくご存知の某女史の「イメージによるモウズイカ想像図」。(^^;)こりは傑作なり。
◆のこのこさんの「モウズイカの仲間」。この頁から更に「モウズイカのはてな」、「モウズイカのはてな2」、「モウズイカのおしべ」と続きます。モウズイカ野生種については、私なんかよりはるかに詳しい。
拙サイト内のモウズイカ関連頁 モウズイカって何? 新・君はモウズイカを見たか
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(本頁は2002/11/16にアップしました。)