花の浮沈空母・月山
(-_-;)写真重たいけどよろしく。

はじめに/月山とはこんな山

本頁では山形県のほぼ中心部に位置する月山(がっさん)の高山植物を紹介するつもりです。月山のミヤマクロユリなのに何故〜♪こんな題名を付けたのかと申しますと・・・。
月山は庄内地方から望むと、それほど際立った特徴は無いのですが((^^;)鳥海山が立派すぎて影が薄いのは否めない)、内陸の村山地方(天童市や山形市など)から望むその姿は巨大な白い笠そのもの、また最上地方(新庄市周辺)から見た姿はこれまた白い空母を連想させます。今回は私自身、仕事で行く機会が多い最上地方から見た姿に基づき、題名を決めてしまいました(庄内地方、村山地方の皆さん、(^^;)ごめんなさい)
月山の形ですが、2千m近い高さでこんなに広く平らな山頂部を持つ山は本州では稀だと思います(北海道では大雪山とトムラウシの間にあります)。この平らな地形は、極めて豊富な残雪とあいまって、麓から見る者にとっては、崇高な何か、極楽浄土のようなものを連想させます。月山は昔から信仰の山としても有名ですが、それもむべなるかなであります。

月山の積雪量は世界有数どころか世界一と言われ、特に東側や南側の緩斜面の残雪の量は凄まじいものがあります。鳥海山と同様、氷河化している部分もあると聞きました。この雪の影響もあり、月山は2000mにも満たない山(厳密には1984m)なのに、いわゆる高山植物を満載しております。鳥海山で言うところのチョウカイフスマやチョウカイアザミのような特産種こそありませんが、種類数やお花畑の規模は鳥海山を凌ぐものがあると私は思います。日本アルプスでは一般的だが、東北ではここだけという花も多く、ミヤマクロユリはその代表と言えます(他にもいっぱいあるよ)。また豊富な残雪の影響で、雪田植生や湿原も豊富です。特に前者は国内最大規模です。

   右上写真: 月山山頂のミヤマクロユリ。1987/06/28

本格的な植物の紹介に移る前に、しばし月山の春姿をご覧あれ。

庄内地方、狩川町付近から望んだ月山。2000年5月下旬。


最上地方、大蔵村から望んだ月山。1990年5月下旬。

もっと近づくとこ〜んな感じ。どうです。空母みたいでしょう。

私自身の月山登山歴ですが、「私の山歩きろく」からもお分かりの通り、本格的に写真を撮るようになってからは、僅か三回しかありません。この程度の経験で月山の花を語るのは誠に畏れ多いことながら・・・(^^;)神様、どうかお許し下さいませ。しかも内容も極めていい加減で、偏ったものになってますが、神様、m(_ _)mこちらもどうかご寛容あれ。
月山には写真を撮るようになる前に二回ほど登っておりますが、そのうち一回は雪渓で霧に包まれ、道に迷ったり、湯殿山への下り、月光坂(がっこうざか)で水しぶきを浴び、びしょ濡れになったりとさんざんな山行きでした。しかし、その時、霧の中で見たクロユリや月光坂のキヌガサソウ白馬2nd焼石岳 参照)の大群生には感動しました。その後も秋田市からわざわざ片道4時間も車を走らせ、ほとんど日帰りでこの山に通い続けたのは、この時の感動があったからだと思います。
それでは花の紹介に移ります。まずは初夏の稜線に咲く花達です。


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